スリットアニメーションの「幅とコマ数」について~何故6コマなのか?~

当サイトでは、ほとんどのスリットアニメーション(スキャニメーション)を
6コマのパラパラ漫画で制作しています。

ここで、よく質問されます。
「なぜ6コマなんですか?」

まあ、そうですよね。
6という数字にはどういう意味があるのか。

これを語る上で、抑えてほしいポイントは2つです。

①パラパラ漫画はコマ数が多くなればなるほど滑らかなアニメーションになる
②コマ数が増えれば増えるほど、スリットの隙間が小さく(狭く)なって、シートからアニメーションが見えにくくなる

 

2つの相反する要素を持ち合わせているわけです。

 

 

図で表すとこんな感じです

2コマの場合、黒と隙間(スリット)が1:1なのに対し
6コマの場合、黒と隙間(スリット)が5:1になります。
コマ数が増えれば増える分、隙間の部分が少なくなるため、黒く塗りつぶされて見えづらくなるのです。

アニメーションのためにはコマ数を増やしたい。
増やしすぎると、スリットが潰れてしまう。
そのちょうど「いい具合」が6コマあたりなのです。

▼1分ちょっとでわかる、スリットアニメーション

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