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切り絵deスリットアニメーション

日本の伝統芸能「切り絵」。
これをスリットアニメーションでやってみました。

作り方はいたって簡単。

スリットアニメーションのデータを出力して、
あとは白い部分(あるいは黒い部分)を切り抜くだけです。

【コツは、コマ数を減らすこと】

普段は6コマでスリットアニメーションを制作しています。
が、切り絵を作るにあたって、4コマに減らしました。
理由は、「6コマだと細かすぎて切るのにシンドイから」というもの。苦笑

切り絵って、想像以上に神経を使う上、
切ってはいけないところを切ってしまうと、やり直しがききませんからね。

コマ数を減らした分、スリット値(=スリットの幅)は通常の3px⇒6pxへと、
倍に増やしました。
こうすることで、幅が広くなるので切りやすくなるのですが
それと同時に「強度」が増すので、一石二鳥です。

まとめ

●コマ数は減らした方が作りやすい
●コマ数を減らした分、スリットの幅を広くして、切りやすくすると同時に、強度を上げる。

 

GWの発送について2018

いつもスリットアニメーションドットコムをご覧いただきありがとうございます。

GWの発送はカレンダー通りとなりますので、
休日・祝日などご確認の上、ご利用くださいますよう
よろしくお願いいたします。

なお、ただいま(GWいっぱいを予定)ご注文いただいた方には
「なんぞ」おまけをプレゼントしています!
是非この機会にご利用くださいませ。

スリットアニメーションに「適した動き」「適さない動き」~大事なのはループ性~

スリットアニメーション(スキャニメーション)は
6コマ(決まってはいませんが6コマが主流)のパラパラ漫画を描いて、
それを1枚の紙の上で見せる現象です。

当サイトでも様々なアニメーションを作っていますが、
実は、それらすべてに「1つだけ共通点」があります。

それは「ループ性がある動き」というものです。

1コマ⇒2⇒3⇒4⇒5⇒6⇒1・・・

6コマ目と1コマ目は必ずつながるようになっています

人間の運動でいうと
「サッカーのシュート」や「野球のスウィング」はループ性がないので適していません。
しかし、「水泳のクロール」や「平泳ぎ」などは同じ動作の繰り返しのため「ループ性」があります。

スリットアニメーションで表現する場合は、もちろん後者を選びます。
そうすることで、スリットをスライドさせたとき、永遠と連続した動きが再現できるため
適しているのです。

ご参考ください。

スリットアニメーション(特に透明フィルム)の印刷について

スリットアニメーションは、
●アニメーションの台紙と
●スリットの透明フィルム
2つがセットです。

アニメーション台紙の方は、普通に白い紙に印刷すればいいのですが
「透明フィルム」はどうやって印刷しているのか?
とよく聞かれます。

「特殊な紙ですか?」
「特殊なインクですか?」
「既製品ですか?どこで売ってますか?」

などなど。
めっちゃ聞かれます。笑

とりあえず結論だけ先にお伝えしておきますと
「普通に誰でも作れます。なんなら自宅のプリンタとかでも大丈夫です」
って感じです。

インクは普通の黒。
フィルムは、ヨドバシカメラなど家電量販店で売ってる
「OHPフィルム(10枚で1000円程度)」
のようなものです。
(業務用のカラーレーザー、自宅用のインクジェット等、それぞれあります)

A4サイズまでなら、家電量販店で透明のOHPフィルムを売ってるので
それで作ることが可能です。
綺麗に仕上げたいなら、街のプリント屋さんに頼めば(データをもっていけば)
1枚10円くらいでやってくれます(普通に黒のコピーですね。)

なんなら自宅のインクジェットプリンタでもできます。
ただ、家庭用プリンタは少し印刷のクオリティが低い(粗い)ので
細かいのを気にしない人にオススメです。笑

ただ、A4より大きくなると、フィルム用紙が市販されてないので、
大きめの印刷会社に相談する必要があります。

 

【スリットの色は、カラーでもいいのか?】

 

当サイトで紹介しているほとんどすべてのスリットアニメーションを
「黒色」で制作しています。
(たまにポッキーとか、年越しそばとか、悪ノリもありますが。笑)

 

誰かに見せるとき、
あるいは企業様などから特別注文いただくとき
結構多い質問が
「スリットは黒じゃなきゃダメなの?」
というものです。

技術的にはもちろん4色カラーで可能です。
黒で作っている縞模様のデータに
色を塗るだけですから。

実際、当サイトでも過去のご依頼でいくつかカラースリットで制作したこともございます。

ただ、問題が2つあります。
①視覚的要因~カラーにすればいいわけでもない~
②コスト的要因~透明のシートに普通のカラー印刷は透けてしまう~

です。

①視覚的要因

スリットアニメーションは、とどのつまり「シルエット」で動きを認識しています。
スリットに色を付けると目がチカチカしたり、
(シルエットのコントラストが弱く)どうも制作側が思ったほどのインパクトが弱かったりと、
色をつけることによって必ずしも「いい」とは限りません。

 

②コスト的問題

透明フィルムに普通のカラー印刷をすると
実は半透明になるんです。ご存知でした?

なぜか。

インクの中に白色がないから」です。

白色は、普通「紙の白」を使うため、インクに白を入れる必要がないんです。(当たり前すぎて考えたこともなかったですよね。笑)

よってほとんどの印刷会社やコピー屋さんの機械には「白」が入っていません。
だから透明フィルムにカラー印刷をすると「半透明」で透けてしまいます。
スリットアニメーションはシマシマの部分で「隠す」のがポイントなんですが
透けてしまっては台無しです。

でも、少し大きな印刷会社、いわゆる「特殊印刷」的な対応をしてくれるところは
「白をまぜたインク」で印刷してくれるところもあります。

「じゃあそれでいいじゃん」って話ですが。

めっさ高いです。

A4モノクロだとコンビニでコピーしたとしても10円くらいでしょ?まあフィルム代を入れても100円とかそんなもんです。
ところが、この白をまぜた途端、A4サイズ1~2枚印刷しただけで5000円以上します。
(もちろん枚数が増えたら一枚あたりの単価は下がります)

A1、A2サイズだと諭吉です。

 

白のインク自体が特殊で扱っている印刷会社が限られていることと
おそらくそれ専用の機械を動かすための費用も含まれるんだと思います。
色を使ったスリットアニメーションを制作したい、という方は、ちょっと頭の片隅にでも入れておいてください。

webサイトリニューアルしました

いつもスリットアニメーションドットコムをご覧・ご利用いただき有難うございます。

さて、本日、大幅に・・・というほどでもないのですが

サイトをリニューアルいたしました。

1つ、もし「何かしら不具合」が見られましたら大変お手数ですが

twitter(@slitanimation)もしくはお問い合わせフォームにて

ご連絡いただけますでしょうか

何卒宜しくお願い致します。

 

 

追伸

みつけていただいたら、お礼に何か「つまらないもの」差し上げます。笑